日本雑誌協会の「条例改定反対」キャンペーン
誌面に「コミックの表現を脅かす条例改正は本当に必要ですか?」という意見広告を掲載していくもので、既に『週刊ポスト』『アサヒ芸能』『フライデー』『フラッシュ』が掲載した。
1ページ丸々使っての意見広告だけに、誌面の都合など各誌の事情によって掲載時期は決まる。

テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
5月30日、民主党都議らがシンポジウム!
5月30日(日) 18:30~21:00
会場:千代田区立内幸町ホール
料金:無料
東京都青少年健全育成条例改正問題について、青少年条例プロジェクトチーム所属議員とこの問題に取り組む有識者を交え最新動向と今後のあり方について語るパネルディスカッションを行います。
国会議員も多数出席し、条例改正問題に関連する国の動きについてもご報告する予定です。
<参加予定>
■都議会議員
青少年条例プロジェクトチーム所属
・伊藤まさき 総務委員会 副委員長
・松下玲子
・吉田康一郎
・西沢けいた
・くりした善行
■ゲスト
社会学者 宮台真司
弁護士 山口貴士
翻訳家 兼光ダニエル真
漫画家 里中満智子 (交渉中)
■国会議員
・海江田万里 衆議院議員
・山花郁夫 衆議院議員
・蓮舫 参議院議員
・小川敏雄 参議院議員
※その他のゲストも随時追加予定
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
6月都議会へ向けて反対声明など続々!
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/100521_2.html
●日本ペンクラブ会長(阿刀田高)談話 5月25日
東京都青少年条例の改正案については、東京都からの回答書によってもいまだ表現規制の疑念が拭えず、十分な社会的議論を経ることを強く希望する。とりわけ、東京都が議論の前提として「青少年向け販売規制は表現規制ではない」としている点は受け入れがたい。
国際人権規約においても情報流通の自由は、情報の収集・発表・頒布のすべての過程が保障されることを求めている。これは日本の憲法で保障する表現の自由においても当然である。したがって、販売過程における制約も、たとえ「内容中立的規制」と呼ばれるような、時・所・方法を部分的に制限するものであっても、表現規制の一形態であることは明らかである。
したがって、東京都はまず、条例による漫画規制やフィルタリング、あるいは子どもポルノに関する規制が、表現規制であることを認めた上で、青少年の健全発達のためにどのような方法があり得るかを真摯に検討すべきである。その点においては表現者の立場からも、どのような工夫が必要か、ともに考え、努力していくこととしたい。
※3月に発表した反対声明に都側から反論があったため、それに再び応えたもの
●漫画作家有志及びコミック10社会構成出版社一同の反対声明 5月25日
・「東京都青少年育成条例の改定案に対する反対声明」
・「東京都青少年育成条例改定案に反対を表明する漫画作家有志及び出版社リスト」
●日本漫画家協会(やなせたかし理事長)声明文 5月28日
http://www.nihonmangakakyokai.or.jp/news.php?tbl=event
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
5月6日の総務委員会関連資料/反対派団体などへ送った文書がこれだ
こちらに全文がアップされている。
周知のように漫画家の竹宮惠子さんのところへは、都側が資料を大量に持参して説明に行ったのだが、それをあたかも竹宮さんが都の姿勢を了承したかのように報告されて、竹宮さん本人は「それは違う!」とわざわざ17日の集会で発言した。
日本ペンクラブにも、都からは説明に行きたい旨の申し出があったのだが、へたに説明を聞いて、あたかもそれでペンクラブも都の姿勢を理解したかのように喧伝されては迷惑なので、当面訪問は受けないことにした。
そもそも都が幾つかの反対団体に送った文書は、これまでの規制推進の主張をただ述べただけで、双方の主張は平行線というほかない。
(篠田博之)
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
25日、出版労連主催の集会追加情報
集会名決定↓
「表現の自由」への規制を許すな!~東京都青少年条例の改悪に反対
講師2人目決定↓
田島泰彦氏(上智大学文学部新聞学科教授)
◆5月25日(火)18:30~20:30
◆中央大学駿河台記念館670号室 地図はこちら
◆改正案の問題点の指摘、各界からの発言など
◆講師・藤本由香里氏(評論家、明治大学国際日本学部准教授)、田島泰彦氏(上智大学文学部新聞学科教授)、他交渉中
◆参加費・500円 ※事前予約不要
チラシはこちら
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
東京弁護士会が反対声明
骨子は以下の通り。
●東京都青少年健全育成条例改正案は、表現の自由を侵害し、公権力の家庭教育への介入を招くものであるので反対。
●都は、本条例を廃止して、子どもの権利条約に基づく「子どもの権利条例(仮称)」を制定し、性的搾取や有害情報等から子どもの権利を守る施策を講じるべきである。
こちらから全文読むことができる。
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
17日の反対集会は1000人近い参加で盛り上がり!/18日都議会が参考人招致
5月17日に豊島公会堂で開催された反対集会「どうする!?どうなる?都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える」は、800人の会場が満席。延べ1000人近い人たちが集まったことになる。
会場にも民主党都議らがたくさん訪れていたが、この集会の熱気は必ず議会の動きに反映されるだろう。
規制推進側はかなりの決意をもって取り組んでおり、この都議会で反対派がどこまで抗することができるかと言われているが、1000人集会が開けるだけの反対派の勢いもかなりのものだ。
この集会には日本書籍出版協会などの業界団体や漫画家も大勢参加。
翌日に参考人として都議会総務委員会で意見を述べる社会学者の宮台真司氏も集会で発言した。
18日の総務委員会は反対賛成2人ずつの4人の識者が参考人として意見を述べた。
内容を伝えたニュースがさっそくYouTubeにアップされている。
(篠田博之)
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ジャンル : 政治・経済
都議会での審議再開、議会外でも激しい攻防が
まず5月6日の総務委員会では、3月に噴出した様々な言論・出版団体の反対表明について、都側がどう対応しているかについての質疑がなされた。
詳細なやりとりは議事録が公開されるまで時間がかかるのだが、傍聴した人がブログなどに書き込みをしており、参考になる(こちら)。
ここでの日本ペンクラブ声明についてのやりとりは、東京新聞など幾つかのマスコミで報道された。
規制推進の石原慎太郎知事はペンクラブの会員で、猪瀬直樹副知事はペンクラブの理事であり、その団体が反対を表明していることをどう考えるのか、という質問だ。
都側は、ペンクラブには文書を送ったと答弁している。
どうやら反対声明を出した個人や団体には、文書の送付や直接訪問するなどの対応を、この間、行っているようだ。
ペンクラブについて言うと、確かに文書が届いている。
反対声明について一方的に規制推進側の意見が述べられているだけのもので、これで説明したと言われても困ってしまうという代物だが……。
この都の文書については、ペンクラブとしての対処をどうするかも含め、内部で議論を行っているところだ。
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
今月のイベント2件のお知らせ
今月18日には、出版流通対策協議会(流対協)が、25日には出版労連が、それぞれシンポジウムを開催します。
ふるっておでかけください。
◆◇◆出版労連◆◇◆
◆5月25日(火)18:30~20:30 (※27日から変更になりました。)
◆中央大学駿河台記念館670号室 地図はこちら
◆改正案の問題点の指摘、各界からの発言など
◆講師・藤本由香里氏(評論家、明治大学国際日本学部准教授)、他交渉中
◆参加費・500円(予定) ※事前予約不要
◆◇◆流対協◆◇◆
◆5月18日(火)18:30~
◆文京シビックセンター 5F・会議室B 地図はこちら
◆講師・山 了吉氏(出倫協副議長/雑誌協会編集倫理委員長)
『週刊ポスト』デスク、『女性セブン』副編集長などを歴任、大久保清事件(誘拐殺人)、プロ野球黒い霧事件、なかにし礼・衝撃の告白事件などを担当
◆参加費・1000円(流対協会員500円)
流対協からは、当日の詳細が届いています。
(出版労連からも、詳細が届き次第、お知らせいたします。)
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
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「創」6月号、本日発売!
長岡義幸さんによる都条例改定問題のレポートももちろん載っています。
そのほか、同じく長岡さんによる、規制強化とケータイコミック市場のうごきや、
久保隆志さんによるアニメ化、実写化の影響などのレポートも。
マンガ家インタビューでは、
浅野いにおさん、倉田真由美さん、花沢健吾さん、小林まことさんと、
多彩な顔ぶれが揃いました!

表紙は浅野いにおさんのイラストです。
お求めは全国の書店、もしくは弊社ショッピングサイト、富士山マガジンサービス、amazonなどで――
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
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