今回の改定案と前回の比較一覧を公開!
11月22日に提示された条例改定案を、現行条例及び前回否決された改定案と比較した、わかりやすい資料を東京都が作成していました。
こちらにアップします。
東京都は、今回の改定案を12月9日ないし10日の総務委員会で可決、15日の本会議で採決に持ち込もうとしているようです。
風雲急を告げる展開で、これまで反対運動を続けてきた側も本日22日から一斉に動きだしました。
今週中にも幾つかの団体から反対声明が出される予定ですが、出版界では印刷媒体で反対表明していてはまにあわないとネットを使っての意思表示を早急に検討始めました。
また12月3日、6日に、前回3月のような会見や集会も準備されつつあります。
これらについては正式に決まり次第、詳細を告知していきます。
都議会は本日22日に改定案が議会運営委員会に提出されたのを受けて、今週開催される総務委員会から既に議論が始まる可能性があります。
民主党がどういう態度を決するかは近々決まる予定で、同党が一致して賛成に回ることが決まってしまうと、ひっくり返すのは相当困難になります。
ただ、3月の時も厳しい情勢の中で反対運動の盛り上がりが奇跡を起こした前例があるだけに、あきらめるのはまだ早い、といえます。
前回、当初民主党でも「成立はやむをえない」という意見が大勢を占めた中で、それがどんなふうにひっくり返っていったのか、議会内部の詳しい経緯については、月刊『創』9・10月号「『非実在青少年』都条例改定をめぐる大議論」をご覧下さい。

こちらにアップします。
東京都は、今回の改定案を12月9日ないし10日の総務委員会で可決、15日の本会議で採決に持ち込もうとしているようです。
風雲急を告げる展開で、これまで反対運動を続けてきた側も本日22日から一斉に動きだしました。
今週中にも幾つかの団体から反対声明が出される予定ですが、出版界では印刷媒体で反対表明していてはまにあわないとネットを使っての意思表示を早急に検討始めました。
また12月3日、6日に、前回3月のような会見や集会も準備されつつあります。
これらについては正式に決まり次第、詳細を告知していきます。
都議会は本日22日に改定案が議会運営委員会に提出されたのを受けて、今週開催される総務委員会から既に議論が始まる可能性があります。
民主党がどういう態度を決するかは近々決まる予定で、同党が一致して賛成に回ることが決まってしまうと、ひっくり返すのは相当困難になります。
ただ、3月の時も厳しい情勢の中で反対運動の盛り上がりが奇跡を起こした前例があるだけに、あきらめるのはまだ早い、といえます。
前回、当初民主党でも「成立はやむをえない」という意見が大勢を占めた中で、それがどんなふうにひっくり返っていったのか、議会内部の詳しい経緯については、月刊『創』9・10月号「『非実在青少年』都条例改定をめぐる大議論」をご覧下さい。

スポンサーサイト
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
児童ポルノ法改定めぐる日弁連意見書の波紋
東京都青少年条例改定問題と児童ポルノ法改定問題がリンクしていることは指摘してきたが、後者については様々な動きが噴き出している。
その中で波紋を広げているのが、日本弁護士連合会(日弁連)が3月18日に発表した意見書だ。
これについては4月2日付の東京新聞が特報面で大きく取り上げている。
日弁連の意見書はホームページに載っているのでぜひご覧いただきたい。
ここでは、大きな論点である単純所持禁止をめぐって、従来より踏み込んだ意見を掲げているのだ。
端的に言えば「単純所持禁止。但し犯罪化には反対」という考えだ。
その中で波紋を広げているのが、日本弁護士連合会(日弁連)が3月18日に発表した意見書だ。
これについては4月2日付の東京新聞が特報面で大きく取り上げている。
日弁連の意見書はホームページに載っているのでぜひご覧いただきたい。
ここでは、大きな論点である単純所持禁止をめぐって、従来より踏み込んだ意見を掲げているのだ。
端的に言えば「単純所持禁止。但し犯罪化には反対」という考えだ。
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
児童ポルノ法改定と青少年条例改定は昨年来どう連動してきたか
昨日の都条例改定に反対する漫画家会見は、朝日新聞が1面で報じたり、テレビのニュースでも扱われるなど大きな報道となった。新聞では東京新聞も社会面で大きな扱い。毎日や産経も記事にしている。ようやく12日頃から新聞記事が出始めたこの問題だが、一気に大きな話題になった。
昨日の集会でも、今までこういう動きがあったのを知らなかったという発言が多かったのだが、実は昨年来、児童ポルノ法と青少年条例改定の問題は水面下で連動しながら着々と動いていたのだ。ほとんど報じられていないその経緯について、詳しく報告したのが『創』2010年1月号の長岡義幸さんのレポートで、これがこの間、改めて注目を浴びている。

その関心の高まりを受けてアマゾンなどでもこの号の追加注文が入るなどしているのだが、事態が風雲急を告げているため、『創』はここに、そのレポートを公開することにした。大手出版社にはありえない太っ腹な判断だが、あと数日のうちに条例改定が採決されてしまうという大事な局面に細かいことを言っている場合ではない。
同時に、このサイトでは、この間出された改定に反対する声明や意見書もできるだけ紹介し、リンクを張っていきたいと思う。
では以下、『創』1月号に掲載された「児ポ法、青少年条例など性表現規制強化の動き」(長岡義幸)の全文である。
(『創』編集長・篠田博之)
昨日の集会でも、今までこういう動きがあったのを知らなかったという発言が多かったのだが、実は昨年来、児童ポルノ法と青少年条例改定の問題は水面下で連動しながら着々と動いていたのだ。ほとんど報じられていないその経緯について、詳しく報告したのが『創』2010年1月号の長岡義幸さんのレポートで、これがこの間、改めて注目を浴びている。

その関心の高まりを受けてアマゾンなどでもこの号の追加注文が入るなどしているのだが、事態が風雲急を告げているため、『創』はここに、そのレポートを公開することにした。大手出版社にはありえない太っ腹な判断だが、あと数日のうちに条例改定が採決されてしまうという大事な局面に細かいことを言っている場合ではない。
同時に、このサイトでは、この間出された改定に反対する声明や意見書もできるだけ紹介し、リンクを張っていきたいと思う。
では以下、『創』1月号に掲載された「児ポ法、青少年条例など性表現規制強化の動き」(長岡義幸)の全文である。
(『創』編集長・篠田博之)
テーマ : 青少年健全育成条例改正案
ジャンル : 政治・経済
東京都で性表現規制強化の条例改定が山場に!
東京都議会で性表現規制を狙った条例改定の動きが山場を迎えようとしている。
全体の動きや問題点については、『創』2010年1月号で長岡義幸さんがレポートしているが、このバックナンバーがアマゾンで定価の3倍でオークション売買されていたため、弊社ではアマゾンに在庫を入れて正規料金で購入できるようにした。弊社のホームページからももちろん購入可能だ。

→弊社へのご注文は こちら をクリック
→アマゾンへのご注文は こちら をクリック
都議会をめぐる攻防については、15日の週が山場のようで、集会なども予定されており、今後もこの『創』ブログでレポートする予定だ。以下は長岡さんのレポートだが、東京都が提出した条例改定案もクリックすれば読めるようにした。
(『創』編集長・篠田博之)
* * * * *
全体の動きや問題点については、『創』2010年1月号で長岡義幸さんがレポートしているが、このバックナンバーがアマゾンで定価の3倍でオークション売買されていたため、弊社ではアマゾンに在庫を入れて正規料金で購入できるようにした。弊社のホームページからももちろん購入可能だ。

→弊社へのご注文は こちら をクリック
→アマゾンへのご注文は こちら をクリック
都議会をめぐる攻防については、15日の週が山場のようで、集会なども予定されており、今後もこの『創』ブログでレポートする予定だ。以下は長岡さんのレポートだが、東京都が提出した条例改定案もクリックすれば読めるようにした。
(『創』編集長・篠田博之)
* * * * *
テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済
はじめにお読みください――条例解説と問題点
※この記事は、随時補足・更新をしています。
更新履歴:
・2010-03-25 出版労連の要請書のダウンロードページにリンクを張りました。
・2010-03-25 青少協の議事録にリンクを張りました。
=============================================
東京都の条例改定は継続審議になったが、問題は終わったわけではない。
これから第2ラウンドが始まるわけだ。早ければ6月の都議会で再び審議が行われる可能性があるし、規制強化を意図した条例改定の動きは大阪府にも飛び火している。今回東京での規制強化が予想外の抵抗にあったことで規制推進側もいささかの危機感を抱いたようで、一時なりを潜めていた国レベルでの児童ポルノ法改定への動きも再び始まったようだ。
次は恐らく今回よりももっと大きな波がやってくるだろう。
ここで与えられた時間を利用して議論を作っておく必要がある。
更新履歴:
・2010-03-25 出版労連の要請書のダウンロードページにリンクを張りました。
・2010-03-25 青少協の議事録にリンクを張りました。
=============================================
東京都の条例改定は継続審議になったが、問題は終わったわけではない。
これから第2ラウンドが始まるわけだ。早ければ6月の都議会で再び審議が行われる可能性があるし、規制強化を意図した条例改定の動きは大阪府にも飛び火している。今回東京での規制強化が予想外の抵抗にあったことで規制推進側もいささかの危機感を抱いたようで、一時なりを潜めていた国レベルでの児童ポルノ法改定への動きも再び始まったようだ。
次は恐らく今回よりももっと大きな波がやってくるだろう。
ここで与えられた時間を利用して議論を作っておく必要がある。
テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済